ABS技術とブレーキ操作


現在販売されている99%のクルマにABS機能が標準装備されています。これはアンチロック・ブレーキング・システムの略のことで、ブレーキをかけたときにタイヤがロックしてしまわないようにするシステムのことを言います。従来のクルマの場合、急ブレーキをかけるとタイヤがロックしてまっすぐに進んでいきました。そのためハンドル操作で衝突を回避することができませんでした。だから雪国などでは、冬の雪道を走るとき、ブレーキを踏むときは絶対に急ブレーキを踏んではいけない、ブレーキを踏むときは、ポンピングブレーキを行って、タイヤがロックしないように少しずつブレーキをかけるのが常識でした。

ところが、このアンチロックブレーキングシステムが導入されてから、状況が大きく変わりました。もちろん、アンチロックブレーキングシステムが装備されていても急ブレーキは禁物なのですが、それでもタイヤが滑ってもロックすることがないので、ハンドルを切って衝突を回避することができるのです。アンチロックブレーキングシステムが作動すると、反動でブレーキが押し戻されるようになり、ゴゴゴーとすごい音がしてびっくりさせられるのですが、そのままぎゅーっと踏み続けるのがコツです。自動でポンピングブレーキを行っているような感じで止まってくれます。雪道を走れば、しょっちゅうアンチロックブレーキングシステムが作動しますので、いかにタイヤが滑っているのかがわかりますよ。

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